第3戦までが終わり、次の第4戦まで1ヶ月近く間があります。当然、この間に各チームはマシンやエンジンの改良を進め、ドライバーも次に向かっての準備に余念がないことでしょう。
現在のところ、ニック・ハイドフェルドが3戦共4位入賞という安定して上位に食い込む活躍を見せており、お陰でBMWザウバーはコンストラクターズランクが3位と好調です。
とはいえ、3戦共ドライバー2人が上位入賞を果たしているマクラーレン・メルセデスとフェラーリには、ポイントがかなり離されている状況です。つまり今後は、BMWザウバーのもう一人のドライバーであるクビカの成績に掛かっていると言えるでしょう。
昨年はデビューイヤーとしては好成績だったクビカですが、このままあまり成績を残せないようだと、シーズン途中でもテストドライバーのベッテルと交代ということもあるかもしれませんね。なにしろ金曜のテストでは、クビカよりもベッテルの方が速いこともあるらしいですから。
ところでF1のレギュレーションも常に変わり続けており、3L NA V10では速くなり過ぎたため、2.4L NA V8に変更されました。しかし、排気量が減ってもタイムは相変わらず上がり続けていて、このままだとすぐに1.8L NA V6/L6とかに規制されるのでしょうか?それでも速かったら、更に制限されて1.2L NA V4/L4とかになったりするのかも...って流石にそこまでは無理があるか。
燃料も今はガソリンですが、米国ではCARTなどでバイオ由来のエタノールを使用するようになっているとか。元々はメタノールだったのdすが、環境問題から今年からエタノールになったのでしょうけど、エタノールだと燃費は悪くなるけどパワーはガソリンよりも出るのだとか。
アルコール(メタノールやエタノール)は、分子構成の中に酸素分子が入っているため、酸素分子のないガソリン(オクタンなど)に比べると、単位量辺りのカロリーが少なく、そのため燃費が悪くなるのです。
それに伴ってパワーも出ないと思っていたのですが、どうも違うようで。まあパワーは吸い込む空気量に応じただけの燃料を吹いてやれば出るので、単位量辺りのカロリーとエンジンで出せるパワー上限は関係ないわけですね。たぶん比熱と噴出量の関係でエタノールの方が気化熱が多くなり、シリンダー内の温度が下がるため、より圧縮比を高くすることができ、よりパワーが出るのではないかと思われます。まあその代償として、燃費が半分になるのですが。
市販のガソリンにもエタノールを混ぜる話が出ていますが、その場合ハイオクなども混ぜるのでしょうかね?でもエンジンがエタノール用にならないと、パワーは増えませんけどね。E3程度なら、コンピュータ・チューンでパワー増やせるかな?
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