2007年6月17日日曜日

環境問題はなぜウソがまかり通るのか / 武田邦彦



何故かって「本当のことを言って真面目にやったら儲からないから」に尽きます。
まあそれをきちんとしたデータを基に、大学教授が理路整然と説明しているところに、この本の価値があると思います。とはいえ、ほとんどの人は朝日新聞を代表とするでっち上げ記事しか書いていないマスコミの方を信用するんでしょうけど(笑)
#ちなみに私の高校時代の友達が、大学時代に朝日新聞で編集のアルバイトをしておりまして、どれくらいでっち上げの記事を書いたかの武勇伝を聞いております。

私が子供の頃には「二酸化炭素が増えると太陽から地表に届く光が減って、地球は寒冷化する」と言われておりました。正確には「石油や石炭を燃やすときに出る煤煙が、太陽からの光を遮る」ということらしいのですが、今とは完全に逆で「石油の消費増大で、氷河期の到来が早まる」と言われていたのです。映画「Day After Tomorrow」などは、その説から来ていると思います。
温暖化するというのは最近の説、というか観測データで地球の平均気温がここ数十年程の間が上昇傾向にあるので騒がれているのです。が、地球の歴史からいうと現在は間氷河期といって、氷河期の最中だけどちょっと暖かい期間で、むしろ寒い時期になるのですよね。そもそもその平均気温の上昇の原因が、二酸化炭素の濃度が増えたことかどうかも不確かで、太陽の黒点活動やらその他原因として考えられる要素は一杯あるのですけどね。まあ石油をガンガン燃やして熱にしたら、地球にその熱が籠もって温度が上がるような気はするから、一般人には判りやすい構図ではあります。

その他にも色々と、マスコミによってでっち上げられたウソの数々を曝いておられます。でも残念ながら、一旦そういうウソが世間全体に広まると、それが常識のようになってしまい、いくら言っても間違った常識を真実と信じ込んで盲進するのですからどうしようもない。そのウソで儲けている企業が、マスコミのスポンサーになって更にマスコミにウソを垂れ流させ続け、ますます儲かるという図式はなかなか覆りません。

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