2007年6月17日日曜日

【BMW雑記帳】水素エネルギー

今月の特選外車情報FROADに、M635CSi&M1の小特集あります。

さて、BMWは環境問題対策として水素エンジンをメインに開発を進めているわけですが、「環境問題ではなぜウソがまかり通るのか」では「使える水素エネルギーはビッグバンの時に全部使われていて、残っているのはエネルギーとしては使えない水素原子だけだ」という件があります。確かにどこかの地下を掘ったら天然の水素ガスが湧いてくるわけではなく、水を電気分解して水素を得るというのが、現在考えられている方法です。そして水を電気分解して水素ガスを得るのに必要なエネルギーは、得られた水素ガスから取り出せるエネルギーより多いわけで、取り出すためのエネルギー源に石油を使ったら何の意味もございませんわな。
なので、BMWでは電気分解するための電力を太陽電池から得ようとしているのですが、その太陽電池を製造するためのエネルギーは、製造された太陽電池が発電能力がなくなるまでに生み出すエネルギーとあまり変わらない状況です(以前は得られるエネルギーの方が少なかったが、発電効率改善で多少プラスになっているはず...だけどどこかに正確な資料ないですかね?)。
2〜3週間前の週刊ポストのメタルカラーの時代に、太陽光をレーザー光に変換してエネルギーを取り出すという研究をしている方がおられるのですが、その方は取り出したエネルギーの貯蔵にマグネシウムを使用する方法を提唱しておられます。この方法を応用すれば、水とマグネシウムを搭載して、水を電気分解しながら水素と酸素を生成し、エンジンの燃料として供給することが可能になります。
#でもそういうことをするなら、マグネシウムから取り出した電気で電気モーター回してクルマを走らせる方が合理的か...。

エタノール燃料に転換することで、石油使用量を減らせるということで、農作物が全般的に高騰しているのですが、アメリカがエタノールの原料として使用しているトウモロコシは、エタノールへの変換効率が悪く、生成されたエタノールのエネルギー量よりも生成に必要なエネルギー量の方が多く、製造に大量の石油が使われているとか。一体何をやっているのか判りませんな。
日本海で海藻を大量生産し、それから効率よくエタノールを生成することで、エネルギー問題を解決しようという案もあるそうです。本当に海藻の育成から収穫、エタノール生成に必要なエネルギー量が、生成されたエタノールから得られるエネルギーより格段に少ないのであれば、画期的な事業なのですが...この手の話は数字を誤魔化したウソが多いですからねぇ。

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