2009年1月3日土曜日

謎手本忠臣蔵 / 加藤廣



浅野内匠頭が吉良上野介に抱いていた「遺恨」とは一体何なのか?これが忠臣蔵の最大の謎です。
その謎を加藤氏が解き明かすべく、本書を執筆したというので、期待して年末年始の休みに一気に読破しました。
ここで解き明かされた「遺恨」は納得できるけど、やっぱり吉良にとっては災難ですな。将軍直々の命を実行しているだけなのに、その行動を浅野に非難され恨まれたということなんだから。

しかし、この本では内匠頭は日頃剣術の稽古に勤しむ武闘派のように書かれているのですが、なのに小さ刀とはいえ油断している老人を殺せなかったことと矛盾します。そもそも突かずに斬り付ける時点で剣術を嗜んでいるとは思えないですし。家臣には鍛錬を励ませるけど、自分は日頃は何もしてなかったのか?


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