再生GMから新型カマロが発表され、日本でも今秋から発売のため予約受注が始まったのですが、年内販売予定の120台が既に完売だそうです。エコカーとは対極のカマロが売れるというのは、それだけ日本には余裕のある人がいるってことでしょうね。
GMのスポーツカーというと、高級スポーツカーのコルベット、中級のファイアーバード・トランザム、そして廉価版のカマロというラインアップでしたが、トランザムは7年程前にシリーズ自体がなくなり、カマロも日本では人気がないため輸入中止になっていました。
FORDのマスタングやクライスラーのダッチ・チャージャが、日本でもそれなりに人気なので「カマロも売れるはず」という目論みになったんでしょうね。
トヨタ/ホンダがハイブリッド、日産/三菱がEVと、エコカー攻勢を掛けるようですが、どちらにしても頼みはバッテリー。今はニッケル水素電池ですが、今後はリチウム電池が中心になります。が、ニッケルもリチウムも、所謂レア・アースと呼ばれる資源量の乏しい物質なので、需要が多くなると一気に高騰することになります。
特に最近は、値段が上がりそうなものがあると、金融関係の連中がここぞとばかりに攻め込んできて、実需以上に価格が高騰してしまうので、EV技術が確立されて量産が開始されても製造原価が下がらないということになってしまいます。
またEVにしたところで、製造時に使用するエネルギーコストはどれくらいか?充電に使用する電力はどうやって発生させるか?もキチンと考えないと、結局はディーゼルやガソリンが一番CO2排出量が少ないという本末転倒の自体にもなります。
実際プリウスよりも、場合によっては新型GOLF TSIの方が燃費がよい場合もあるらしいしね。
(2009/08/16 18:22追記)
スーパーの駐車場で、買い物の奥さん待ちなのか、駐車したままエアコン掛けっぱなしのプリウスに乗っているおじさん発見。そういうことするんだと、プリウスの意味ね〜ょ。
どんなに燃費がいい車が開発されても、乗る人の意識が伴わないと、地球の温暖化はひたすら進むのみ。
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