2009年10月20日火曜日

【D3コラム】D3sはArriflexの夢を見るか その2

B&H以外の米国カメラ屋さんの値段を調べてみましたが、B&Hとほぼ同じでした。個人輸入で米国から購入した方がよいかもね。

ローパスフィルターの特性が改良されているっぽいと書きましたが、雑誌の開発者インタビューでは「ダスト機能を入れてもローパスフィルターの特性を落とさないようにできた」とあるので、ローパスの特性は変わってないようです。画像処理のチューニングで画質を改善しているそうで。


D3sに搭載されたDムービーですが、Nikonのサイトのサンプルを観る限りでは、非常に美しい画質で、ン千万円のArriflexに負けていないんじゃないかという感じすらします。
5D-Mk2の動画機能なんかも、これまでとは次元の違う画質に惹かれて、動画のプロの方達が、使いにくいのを無理しても使っているんですが、そちらの用途を考えるとちょいとNikonは足りないのですよ。
CanonがフルHD 1980x1080を載せてきているのに対して、NikonはハーフHD 1280x720。
しかもfspは24pのみという中途半端さ。
NTSCの29.97pをサポートしていないのは辛いですね。これ故に動画プロからはNikonは無視されて、CanonやPanasonicが注目されることになっているのではないかと。
それでも私が持っているハーフHDのXactiに比べると、Nikonのサイトの動画サンプルの画質は、途轍もないくらい美しいです。
今までビデオカメラを持っていても、スチルだけしか撮らなかったのは、ビデオの画質の悪さが気に入らなかったからだと思います。10万円以下のデジタルビデオなんて、白飛び黒つぶれは酷くてダイナミックレンジは狭いし、レンズのコントラスト特性もシャープネスもよくないしね。
真剣に30万円クラスの業務用ビデオカメラの購入も考えたことあるのですが、そのクラスでもスチルの画質に比べるとお話にならないのでねぇ。
その点、5D-Mk2とかD3sとかだと、スチルの画質でビデオを撮影できるわけなので、ビデオを撮影するのが楽しみになるのではないかと思っています。
Planar F1.2/55mmやF1.2/85mmを使うために5Dを購入しましたが、D3購入後は5Dの出番なしなのです。D3 + ZFレンズ群と5D + F1.2コンビでは、D3の方が私好みの画像に仕上がるのです。
5D-Mk2は色域の再現性が改善されているっぽいのと、フルHD動画が魅力で欲しいと思っているのですが、黒点問題とか色々とトラブルの話が聞こえて来て、未だに購入に至らず。
なので、F1.2コンビで動画撮影するためだけに、7Dを買おうかなどと考えたりしているのです。が、今度は残像問題が発覚中だとか...。大丈夫か、キヤノン。

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