2010年3月28日日曜日
【BMW雑記帳】今月の雑誌も
あまりBMWネタはなし。
GERMAN CARSで、E30からの歴代3シリーズのメンテナンス注意点が掲載されているくらいですか。E30, E36辺りのオーナーは、読んでおくことをお奨めします。部品が逝ってしまう前に交換しておかないと、後で後悔することになりますからね。
プリウスネタですが、ホリデーオートにブレーキ不具合の原因について、詳しい説明が載っています。新聞や一般雑誌の報道を読んだ時には、「それのどこが問題やねん?」と思いましたし、先月のマガジンXでも同様の見解でした。が、実際には、プリウスのブレーキ系統が普通のものとはかなり構造を異にするので、記者さん達は誰も正しく認識できずに想像で適当なことを書いていたらしい。
で、ホリデーオートの解説を読むと、確かにこれはトヨタのテストで見落としていたソフトのバグってことになりますわ。まあソフト屋さんが悪いというよりは、仕様を提示した機械屋さんの見落としなんでしょうけど。
「ブレーキを踏んでいるのに加速する」という問題は、まあまず間違いなくアクセルとブレーキの踏み間違いでしょう。20年くらい前に、AT車でエンジンを掛けた途端に車が飛び出して事故が起こるという問題が多発して、今ではPポジションに入っていないとエンジンが掛からないように安全装置が付くようになりました。この時もブレーキを踏んでいるつもりでアクセルを踏んでいたんですな。
問題は、ユーザーがブレーキのつもりでアクセルを踏んでいるのが何故判らないか?です。
間違う奴がアホなんじゃ?って、私も最初は思ってましたけどね。当時勤めていた会社の社有車のトヨタ・ハイエースの運転席に、夜真っ暗中で手探りで乗り込んでエンジンを掛けたら、ウワァァーーーンと目一杯吹けて驚いたことがあります。ブレーキのつもりでアクセルを踏んでたんですわ。ATのギヤをPに入れていたから、事なきを得ましたが。
トヨタのアクセルって、ブレーキと同じ吊り下げ式で、ペタル部分の形状もほとんど同じ。ブレーキは踏力ではなくストロークで効きを決めるから、床まで踏んでも反力はなし。目を瞑って踏んだら、アクセルもブレーキも区別付きません。ましてやトヨタ車に乗り慣れていない身には。
その頃に、何故ユーザーがブレーキとアクセルを踏み間違えるのか、をトヨタが真面目に調べていれば、今回のような事態は起こらなかったと思います。が、未だにトヨタ車は、アクセルペダルとブレーキペダルが、よく似た形状です。未だにトヨタはブレーキを踏力ではなくストロークで効きを決めています。
タイヤのグリップが全く感じられないステアリング感覚とか、後ろでパトカーや救急車がサイレンを鳴らしまくっていても乗員には全く聞こえない防音性とか、尻上がりでリアウィンドウが非常に小さく後方視界がないに等しいけど格好良く見えるデザインとか、よくこれで「安全はトヨタの願いです」と言えるなと思いますよ。まあこういうのを、危険だと思わないで、むしろ好む人達がユーザーだから、そうしないと売れないというのがあるんでしょうけどさ。
ちなみに最近のBMWも、尻上がりでリアウィンドウが小さいデザインを導入し始めていて、最新のBMWに買い換える気になれない原因の一つになっているんですけどね。
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