2010年11月21日日曜日

【BMW雑記帳】3年後のGT-R

今週はGT-Rネタです。BMWネタではなくてすみません。
ホリデーオート12月号に、10月23日に日産 横浜本社で開催された「3年後のGT-R」における、水野和敏氏の話をほぼそのまま掲載する記事が掲載されています。95分に及ぶ話を一度に全ては掲載しきれず、3号に渡って掲載するそうです。よって今号は、その前半1/3を掲載。
全部丸々掲載するということは、非常に珍しいというよりも、前代未聞の記事だと思います。逆にいれば、水野氏の話はそれだけの価値がある、前代未聞の説明であったということでしょうね。

日本の製品は、性能は高くて安いけど、つまらないとよく言われます。
どうしてそうなるか?端的に言ってしまえば、開発責任の一番上の人の見識がないからです。
例えあっても、役員やら購買やら営業やらの外部の圧力で、開発責任者が責任を持たせて貰えず、制約ばかり掛けられてしまって、思うようなものが作れないからです。
特にユーザーの意識調査というマーケティングデータ重視の商品企画されているのですが、これは言ってみれば商品企画を決定する役員連中が売れなかった時の言い訳をし易いからなのですが、それに従って「あれもこれも入れて、でも値段は安くして」などというてんこ盛りの企画を開発に強要し、結局収集が付かなくて中途半端な特徴のないものが出来上がってくる、という悪循環。
歴史的に見て大ヒットした商品がマーケティング調査から出て来たことなどなくて、逆にマーケティングデータに従ったら製品化などするべきではないような商品が革命的なヒット作になっています。ウォークマンとかiPhoneなどは、マーケティングデータに従っていたら絶対に生まれなかったものです。

そういう中で、GT-Rだけはマーケティングデータなどお構いなしに、水野氏の見識のみで開発され、成功しています。発売当初は、こんな値段の高い日本車は売れない、整備費用が高すぎて維持ができない、購入&整備できるディーラーが少なすぎる、などなど不評だらけでしたが、3年経ってどうだったか?
答えは水野氏の解説を読んでください。

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