2011年5月30日月曜日

信長謀殺 安土幻想 / 湯川裕光



加藤廣氏の信長の棺と同じアイデアが使われていますが、刊行はこちらの方が先とのこと。
とはいえ、加藤氏が徹底的に信長を狂気の人で天才性を一切認めようとしない、のとは全く逆で、極めて先進的な考え方を持った天才として扱っています。
どちらの考え方も一理ありますが、逆にいうとどちらも極端すぎるような。
それはともかく、本書は当時の世界(欧州)事情や日本の公家達の事情なども、細かく解説されており、原題の日本では理解しにくくなっている当時の考え方がよく判ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿