2011年5月23日月曜日
KERSがなくてもRB7が速いのは
相変わらずVettelが断トツの速さを見せましたね。Hamiltonがかなりのところまで追い上げていましたが、KERSとDRSを使っても追い抜くところまでは行けないままゴール。
にしても、5位以下が周回遅れというRedBullとMACLARENがの速さが際だってしまいましたね。
RedBullは、KERSが相変わらず不調なようです。Renaultからエンジンと一緒にKERSも供給して貰っているのかと思ったら、発電機/発動機のみを供給して貰っているだけで、制御装置とバッテリーは独自開発なんだそうです。ユニットとして供給して貰うと、車体設計に苦しいことになるので、それを避けるために独自開発らしいのですが、それが仇になっていると。とはいえ、そのお陰でKERSなしでも抜群のパフォーマンスを発揮できる空力特性を実現できたみたいなので、痛し痒しというところでしょうか。
INFINITYのスポンサードを受けるに当たって、日産からKERSのための充電制御のノウハウも供給して貰うような話もあったのですが、今の状態を見ているとそれはなさそうですね。
Ferrariが苦しんでいますが、なんでもTOYOTAの元F1開発用風洞を借りてデータを取ったところ、Ferrari本社の風洞は間違ったデータしか取れていないことが判明したのだとか。
TOYOTAがドイツにF1用に建設した風洞設備は、現時点で世界でもトップクラスの解析性能があるそうで、トップチームを含むF1各チームがレンタルをしているそうです。自前の風洞を持っていても、並行でデータが取れればそれだけ開発が進みますからね。
Ferrariは間違った風洞データを修正して、正しいデータに基づいたパーツを、今後ドンドン投入してくることになるでしょう。それで果たして復活なるのか。
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