Andoroid 4.0 (IceCreamSandwitch)のSDKリリースと同じくして、HoneyCombベースのGoogleTV 2のSDKもリリースされました。
1.0に引き続き、Intel Atomにのみ対応しています。
が、その直前にIntelは2011年10月、デジタルテレビ向けSoC(System on Chip)の開発から撤退することを表明しています。
GoogleはIntelに梯子を外された形ですね。SONYと始めとするGoogleTVを推進しているorしようとしている家電メーカーやPCメーカーも。
9月に開かれたIntelの開発者向けイベント(IDF)で、GoogleTV2を推進していくと宣言したばかりなのにね。
Googleは既にGoogleTVをARMにも対応させる予定であることを明言していますので、近い内にARMベースのGoogleTVセットボックスが出てくるのでしょうけど。
組込系を狙ってAtomを開発し/販売しているのですが、NetbookはiPadやAndroidタブレットに負けてしまい、今や風前の灯火。
タブレットや携帯端末への採用は皆無。
Atomもその内撤退するのではないかというのが、世間一般の予測。
そうこうしている中で、ARMは64bitアーキテクチャのARMv8を発表し、サーバー分野への進出を明らかにしています。
Intelもこれに対抗して、クラウドサーバーをAtom用途として狙っているようですが、性能的にARM CPUと大差がなくなってきているので、コスト的にARMに比べると高価なAtomは不利ですね。
当面Intelが生き残れるのは、高性能PCやサーバー、スーパーコンピュータの分野になってしまいますね。
来年にはWindows8が発売となり、それと同時にARM CPUを採用したPCが発売になるでしょう。
MacもARM CPUに移行する可能性は高いです。iOSとMacOS Xは、共通のソースで作られていますから、ARMに対応したMacOS Xを作ることは簡単なはずです。
こうなると低価格PC分野はARMの独壇場になる可能性があります。
まあソフトの対応次第ですが...Windows8に対応したソフトがどちらのCPUでも走る仕組みを、Microsoftが入れられるかどうかですね。
MacのRossettaみたいな仕組みが入ってくればよいでしょうけど。
ARM CPUの性能が、Intel CPUに対抗できるところまで性能が高まってきた場合、世の中のPCメーカーはARMとIntelとどちらを選ぶか?
IPライセンスで自由にチップを設計製造できるARMの方が、自社の設計に合わせたものを作りやすいし、コスト的には有利です。
周辺チップすら特許で固めて、選択の余地がなくなってきているIntel製品は、この点で非常に不利です。
果たして来年の今頃は、Intelはどうなっているのでしょうね。
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