2012年1月19日木曜日

【ZEISSコラム】Rollei HFT F1.8/50mmのマウントをNikon Fマウントに

Carl Zeissのレンズは、ボディの製造が中止になって、使えるボディがなくなったものが多くあります。
その内のRollei QBM, Prakticar Bayonet, Yashica/Contaxなどのマウントを、M42やEOSマウントに交換してくれるサービスが日本にあるのですが、1本当たり35,000くらい費用が掛かります。
これらのレンズ合計で10本以上所有している私ですが、全部のマウントを交換するとなるとかなりの負担になります。
しかも今一番気に入っているデジタルカメラはNikon Fマウントなので、バックフォーカスから考えてレンズアダプタでもマウント交換でも対応は無理かなと諦めていました。

が、eBayに出品されているレンズを眺めていると、「D700 OK」と書かれているRollei Planar HFT F1.8/50mmがありました。
説明を読んでみると台湾の業者で、Rollei, Yashica/Contax, Praktica, Leica Rのレンズのマウントを、EOS, M42, Nikon-F, Sony alfaなどなど数々のマウントに交換するサービスを行っています。
件のRolleiレンズはNikon-Fマウントに交換されたもので、シンガポール製ということもあって、送料込みでも差ほど高い値段ではありません。日本で売られているシンガポール製中古と同じくらいの値付けなので。
こちらから送ったレンズの改造も、往復の送料込みで考えても、日本でEOS, M42マウントに交換する1/3くらいの値段のようです。

まあ絞りはシャッター連動していなくて、絞りリングを回してになるのですが、それでも装着可能なのとそうでないのとでは大違いです。
少し前なら開放でピント合わせて、絞りリング回して、シャッター切る、という操作が必要で、やってられなかったですが、今は背面の液晶ファンダーに拡大ルーペ付けて、絞ったままライブビューモードにして撮影することができますので、利便性はそう悪くはありません。

ということでモノは試しと、Rollei Planar HTF F1.8/50mmを購入してみることにしました。
F1.4は持っているけど、F1.8は使ったことがなかったので、F1.4とどれくらいの違いがあるのか、Y/CのF1.7/50mmと違いがあるのかに興味があったこともあります。

で、無事に届いてD3Sに装着したのが、↓の写真です。


マウント精度も良好ですし、心配だった無限遠時のミラー当たりもありません。
シンガポール製の造りはどうかいなと心配していたのですが、造りも申し分なく、ファンダーでピントを合わせてみても、ピント位置がはっきりと際立ちますし、左右上下の見え具合も均等で偏りがありません。
無限遠の精度がちゃんとでているかどうかは、今日は雨が降っていて月の撮影ができないので確認できませんが、週末に映り具合と共に確認しておきたいと思います。

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