6月1日にFIATがAlfa用のエンジン開発をFerrariに依頼したという記事が、ベストカーに出ています。
Alfaのエンジンは、以前はGMと業務提携していた頃にGMのエンジンブロックを流用して開発された直4とV6が搭載されていて、今は直4がFIATのPUNTOや500などと共用になっています。
しかしAlfaのブランドポジションを考えると、独自のエンジンラインアップも必要となったのでしょうね。
まあ既にFIATグループとして、Ferrari、Maserati、Alfa、FIATは共同開発センターで開発を共用していますし、Mass eraのエンジンは10年以上前からFerrariが開発設計しているので、AlfaのエンジンをFerrariが開発設計を担当するといっても、それ程不思議でもないというか今更というか。
が、FIATとMAZDAが業務提携をしたという話も同時に出ており、次期RoadsterはAlfaバージョンもあるとのこと。それに搭載されるエンジンが、先のFerrari設計の直4になるのではないか?という予想記事が書かれています。
MAZDAのRoadsterとAlfaのがどこまで共通化するのかは不明ですが、MAZDAがOEMでAlfaに供給ということであれば、デザインはほぼ共通で、エンジンや足回りは若干の差しかないと思われます。ちょうどTOYOTA 86とSUBARU BRZの関係みたいなものかな。
MAZDAが他社製のエンジンを搭載する決断ができるかどうかですが、Ferrari開発を謳えるのであれば、まず大人気になることは間違いないでしょうね。
日本の自動車メーカーは超円高で苦しんでいて、TOYOTAとHONDAは海外の生産拠点の生産量を増やし、輸出拠点としても使うことを発表しました。
対して、SUBARUはレガシィ、インプレッサ、BRZが大好調で、工場はフル生産状態が続いているそうです。
軽四を止めて、SUBARUらしさを追求したモデル開発に集中できるようになったのが理由だそうで、軽四の開発部隊をインプレッサの開発に振り向けたお陰で、これまで6年サイクルだったフルモデルチェンジを4年にでき、新型が大好評になったと。
ニッチを狙った車作りが、今になってブランドポジションを高め、利益を得られる構造になったということですね。
自動車だけでなく、家電、IT機器等々も、韓国や中国にない独特のブランドを確立していかなければ、今後は生き残れないのは判っていても、なかなかそこへは行けない。
かといっても、JOBSには日本人であろうとアメリカ人だろうと余人にはなれないので、Appleの真似をしても失敗するだけですしね。
どういう道を行けばいいのか。正直、私にもさっぱり判りません。
SUBARUは一つの解答なのでしょうけどね。
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