2012年7月21日土曜日

家康の暗号 / 中見利男



中見氏の暗号シリーズ第三弾。
信長、秀吉と来れば当然次は家康なわけですが、有名な方広寺の銘文についての話です。
家康が自分を呪った句が入れられているといちゃもんをつけて、豊臣氏を滅ぼしたというのが定説ですが、でもその呪いの漢詩を刻んだ鐘は、今でも残っているのですよね。
呪いがあるなら有無を謂わせずに鐘を破壊してしまいそうなものですが、それをしていません。
本書では鐘を鋳つぶさなかった説明もされています。
なんとなく納得はできるのですが、当時の人々の呪いに対する考え方は、今とは全く異なるので、これが正解かどうか...。

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