iPad miniと同時にiPad Retinaが発売になりましたが、The New iPad(日本では「新しいiPad」)から半年程でのモデルチェンジになりました。
これまでiPhoneやiPadは1年単位でのモデルチェンジでしたが、ここに来てサイクルが早まっています。
Android陣営に対抗するためには、1年単位でのモデルチェンジでは遅すぎるためという噂が出ています。
が、今回のiPad Retinaのリリースは、チップサイズがmobile用としては異様に大きなA5Xを、高性能で低消費電力なA6Xに早く切り替えたかったせいではないかとも、いわれています。
私は後者の方が正解なのではないかなと思いますね。
またiPhone5Sが、来年春頃にリリースされるという噂もあります。
こちらも、特許抗争をしているSamsungにCPUチップ製造を委託しているのを、他の半導体製造会社に切り替えられる目処が立ったためではないかという気がします。
Appleに大量のチップを供給するために、Samsungは製造工場にかなりの投資をしているのですが、それがチャラになってしまうとSamsungは大打撃を受けます。
そのせいか、サムスン、アップルへのモバイル・プロセッサ納入価格を20%値上げ?というニュースも出ています。
現状、Appleが必要とするだけの大量のチップを製造供給できるのは、Samsungくらいみたいですから、SamsungとしてはAppleから稼げるだけ稼いでおきたいでしょうね。
半導体製造会社としては台湾のTMSCが一位ですが、既にTMSCは世界中の半導体設計会社への供給だけで一杯一杯で、TMSCに製造委託しているQualcommなどは、端末メーカーが必要とするだけのチップを供給できていない状況です。
なので、AppleがTMSCへ頼むことはないでしょうね。(A6/A6Xの製造を依頼したけど、供給の問題で折り合わなかったという噂があります)
後は、AMDからスピンアウトしたGlobal Foundation、富士通、台湾のUTCなども考えられますが、A6/A6Xの32mmよりも1世代進んだ28mmプロセスでの製造をAppleが望むとしたら、この3社では来年中の供給開始は厳しいと思います。
現在28mmプロセスのチップを大量供給できるとすれば、世界中でIntelくらいではないかと思います。
AppleとIntelの関係を考えると、Intelが製造受諾する可能性はゼロではないですね。
あまり知られていませんが、Intelは半導体製造も何社かから請け負っています。
Appleが設計したチップをIntelが受けるかどうか。
PCの売れ行きが減って、自社チップの売れ行きが減っているIntelとしたら、ラインをキープするためにAppleの要望に応える可能性は高いと思うのですが...果たしてどうなるか。
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