2012年12月20日木曜日

USB-DAC LUXMAN LXU-OT2



ここ数年PC Audioというのが流行っていて、オーディオ雑誌の付録にUSB-DACやらUSBケーブルやらデジタルアンプ等が付いてくるという事態になっています。
これもDACなどのデジタルオーディオICが低価格になったお陰でもあるのですが、付録を提供するメーカーも付録だからと手抜きせずにコストギリギリながらもできるだけいいものをと、かなり力を入れているようです。
まあ付録での評価が、提供メーカーの評価に繋がり、製品の売上げに繋がりますからね。

で、今月発売のStereo誌 2013年1月号は、何と!LUXMANのUSB-DACが付録です。
これでなんと2,800円也!Stereo誌は普段1,200円くらいなので、USB-DACは1,600円ということになります。
USBケーブルまで付属してこのお値段はお買い得としかいいようがありません。
なので速攻で買ってしまいました。

早速Mac miniに接続していますが、USBを繫いで「システム環境設定」の「サウンド」->「出力」に「LUXMAN LXU-OT2」が表示されており、ドライバなどは不要。電源もUSB電源でOK。
音はまあ値段が値段なので、お世辞にも超高音質とは言えませんが、普通にいい音です。
今まで使っていたRoland UA-4FXよりは、癖のない素直な音です。MIDI入出力用として使っていたのですが、ここのところDTMは全然やっていないので、入れ替えることにします。



OPアンプがソケットで刺さっていて、好きに交換してくれという形になっています。
で、共立電子から早々とこのキットを入れるアルミケースとか交換用のOPアンプセットが売られています。
でもこのケースとOPアンプセット2種類買うと、それだけでちょっとしたUSB-DACが変えてしまうんだけど(苦笑)
まあ自分で音を変えて、好みのところを見つけるのが楽しいんだけどさ。

(2012/12/21 00:40追記)
手元に2入力DIP 8PINのOPAmpが2種類あったので、入れ替えてみました。

1つはJ-FET入力のJRC 062Dというもの。
元の4558Dとはガラッと変わり、かなりよくなります。音の解像感が全然違います。

もう1つは、C-MOS OPAmpのJRC 7043Dというもの。
こちらはOpen Gainが低い代わりにポールが10kHz辺りで、オーディオ帯域でのNFB量が均一になるので、4558Dや062Dよりもオーディオ向きの特性です。
音は062Dからは大きくは変わりませんが、高音のすっきりした感じが私的には好みで、こちらを使うことにしました。

なお、音の解像感は062Dの方がいいので、聴く楽曲によってどちらがいいかは変わるし、人の好みでも変わるので、あくまで好みでC-MOS OPAmpの方を選んだということです。

(2012/12/21 22:30追記)
書き漏らしていましたが、交換したOPAmpはRCAアナログ出力の方です。
そちらからSTAXのヘッドフォンアンプに接続して使っています。
ヘッドフォンアンプは使用しないので、OPAmpは抜いたままにして、無効化しています。USB電源で使用するので、ちょっとでも余分な電流消費を減らした方が音質改善に繋がるからです。

(2013/01/03 16:30追記)
C-MOS OPAmp JRC 7043Dの電源電圧は規格上7Vまでで、LXU-OT2のアナログ部電源電圧12Vは、耐圧を大幅に超えていますので、壊れる可能性があります。
私が使用していた個体は、12Vには耐えてくれていましたが、電源電圧18Vに上げたところあっさりと壊れてしまいました。

このエントリーの続きは以下です。
LXU-OT2のDC/DCコンバータの周波数を上げてみる
LXU-OT2のアナログ部をバッテリ駆動にしてみる

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