2017年7月27日木曜日

中国——とっくにクライシス、なのに崩壊しない“紅い帝国"のカラクリ - 在米中国人経済学者の精緻な分析で浮かび上がる / 何 清漣 (著), 程 暁農 (著), 中川 友 (翻訳)



うーーーーーーーん、本来ならとっくに破綻しているはずの、中華人民共和国政府の財政なのですが、共産党独裁政権による強権によって未開拓の土地を切り開いて金に換えることで、金を生み出してるみたいですね。
荒野が余りまくっているから可能な技で。
更にそういう土地は本来なら買い手は付かないものですが、官立の建設業者が買い取って、それを官製操業で転がして…まあ国立銀行が札束を刷りまくって、その裏付けを(売り物にならない)土地や建物にしてインフレや元安にはならないように操作していると。
今一つ、この仕組みで自転車操業が回っている理屈が理解できてないので、この理解で正しいかどうか…まあ正確に知りたい方は、本書をキチンと読んで下さい。
何にしても、共産党独裁政権下による資本主義的な別の何かだからこそ成立する極特殊な仕組み。
弾けないバブルはないんだけど、非常に強固で弾け難いバブルを作ることに成功している。
しかし、欧州資本は中国の工場を閉鎖して逃げに走っているし、政府の高級官僚や裕福な資本家層は資金を海外に移し逃げ先を確保しているし…。
共産党政府がいつまで政権を保てるかも問題。
爆発するのがいつになるか分からない爆弾程危険なものはないんだが。

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