2018年6月21日木曜日
韓国人による罪韓論 / シンシアリー
本書末尾の「自分自身の立場の難しさに、そしてその罪に、まったく気づいていない韓国」という一文が、本書の全てを表していると思います。
朝鮮半島は、古代から大陸(中原と北方)からの侵攻と、列島からの圧力の間に挟まれており、歴代の半島国はコウモリ外交で身の安全を図るしかなかったわけです。
現在でも、中共・ロシア・日本(というか在日米軍)に囲まれており、南北朝鮮はその境界壁としての役割を押し付けられています。
が、当の朝鮮・韓国はその意識は皆無。
半島に統一国家ができれば、誰からも干渉されない独立国として、周辺国に対抗できると信じているらしいのが…相変わらずの誇大妄想癖です。
同じ民族だからという理由で、半島統一を夢見ているそうですけど、未だに半島南西部出身の人達を差別し、脱北者を差別し、在日韓国人を差別し、同じ民族として扱おうとしないのだから、朝鮮と韓国が統一国家を実現できるとは思いません。
が、万一統一国家ができたら、たぶん日本には悪夢でしょうね。
統一国家は在韓米軍を追い出し、中共の人民解放軍の監視下に置かれることになるのは明らかで、つまり日本のごく鼻の先に中共の脅威が居座ることになるからです。
そういう意味では、統一せずに(戦闘行為なしで)南北が仲違いして、中共やロシアの脅威に対する緩衝地帯として存在してくれている方が有り難いですからね。
たぶん、米国もアジアの安全保障的に、韓国がしっかりとした中共・ロシアの対抗勢力として存在していてくれないと困るのですが、韓国はそういう空気を読まずに、中共に尻尾を振っていいこいいこして貰って喜んでいるんですよね。
まあそういう世界の空気を読めないという点では、日本でも五十歩百歩なんでしょうけど。
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