考古学者の岡村氏と作家の夢枕氏の対談形式で進む、縄文時代についての考察です。
途中で植物学者も合流し、栗の木や漆の話が出て来ますが、それが非常に興味深かったです。
栗も漆も自然に任せるままではあまり育つことも、大量に広がることもないそうで、人の手が入るから栗の森とか漆の林ができるのだとか。
それ故に、大陸原産の栗や漆が自然に列島に伝わって来るというのは考えにくいようですね。
一応、栗は古い地層からも化石が出て来ているので、大陸と列島が陸続きだった時代に自然に伝わって来たようですが、漆は全く化石が出て来ないので、人の手で大陸から運ばれてきた可能性が高いようです。
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