2024年8月17日土曜日

英龍伝 / 佐々木 譲

英龍伝 (毎日文庫) 

伊豆韮山代官・江川太郎左衛門英龍が居たから、幕末の日本は英米諸国の植民地にならずに済んだ、と言っていい英雄です。
そんな英雄が「知られざる」という形容詞で語られるのは、日本の歴史教育が如何にお粗末なものであるかを示していると言っていいでしょう。
その有能さを幕閣から認められるも、数々の無理難題を一身に背負い込まされ、幕府の人材不足のツケを払わされた形に終始する。
今の日本の政治もそうですが、本当に人がいないですよねぇ。


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