雑誌は買わなかった代わり、というわけでもないのですが「湾岸ミッドナイト」の21巻が発売されていたので、買って来ました。
tiとは全く縁のない世界ですが、縁がないだけに読み物としては面白いですね。実際にやってる人だと、空想と実際は違うよ、で終わるんでしょうけど。
この中で「R32以降と前では全く違う」という話が出てきます。私も元R32オーナーなので、思わずウンウンと頷いてしまうのですが、日本車はこれを境に変わったと思います。R32を手にして、乗り回していた時は「日本車もとうとうここまで来たか」と涙を流さんばかりに嬉しかったです。実際には、その頃からRVブームになり、R32を評価したのは極一部のマニアだけで、一般の評価はそれほどでもなかったのでしょうけど。
もしR32が一般の人にも認められて、Skylineが正常進化していれば、今頃はどうなったのだろうか?と思います。RVやワゴンブーム(というか既にブームは過ぎて、普遍化していますが)の中で、セダンやクーペはメーカーの主力の座から降り、偏ったマニアの偏見でR33が否定された結果が、R34のような奇形な車やV35のように伝統的なスタイルを真っ向から翻す車になってしまったような気がします。
私の知り合いのE36オーナーは、元R32オーナーが多いです。それは結局、R32が目指したのが(そして今でもSkylineが目指しているのが)BMWであることに加え、元R32オーナーが惚れた要素はR33、R34にはなくE36にあったからではないかと思います。
ところで、BMWにとってのR32って何でしょうね?私は02だと思っています。結局のところ、今のBMWの基本要素は02で全て確立されていて、後はそれを洗練化しているだけだからだと思うんですよね。
もっともそういう意味では、R32というよりS30になるのかも知れません。だからE30の方が適当なのかも知れませんね。
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