1月ほど前から、ある人に足周りの解説をして欲しいと言われてます。足周りの詳しい説明をするには図が必要だし、図を書くのは面倒だし、大変なのですよね。結局、今度のオフ会で口頭で説明するから、ということで納得して戴きました。その人が図も清書して、ご自分のサイトに掲載してくれるでしょう。
というわけで、説明するための資料を漁っているのですが、あまり足周りについて書かれた専門書ってないんですよねぇ。エンジンについてならいくらでもありますし、私も数冊持ってますが。
#しかし「バルブタイミング」の本があるのには、ちょっと驚きましたが
取り敢えず、買ってきたのが、グランプリ出版刊、熊野学著「サスペンションの仕組みと走行性能」です。こうやって系統だった足周りの本を読むのは、始めてなのですが、やはり勉強になりますね。今までバラバラで無秩序な知識しかなかったのですが、これまで疑問だったことの答えがいくつもありました。
例えば、タワーバーを入れて、フロントのシャーシ剛性を上げるとアンダーが出るのは何故か?とか、ストラットサスペンションでは、タイヤが上下するたびにダンパーが横方向に力を受けるはずだけど、それをどうやって回避しているか?などの答えがあっさりと氷解しました。
ちなみに後の方の解決方法でBMWは特許を取っているそうで、BMWのフロントサスペンションの造りで疑問だったことが、先の疑問の答えであることが判り、1つの説明で2つの疑問が解けてしまうというおいしい思いをしました。
皆さんも是非読んでみて下さい。この本を読んで意を強くしたのが、ローダウンは百害合って一理なしです。前にも書きましたが、ローダウンするとコーナリング性能が上がると世間では思われていますが、そんなことはありません。車高はノーマルが一番です。
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