2003年11月20日木曜日

妖説太閤記(上)

山田 風太郎 著 講談社文庫
怪奇歴史小説の大家、山田風太郎氏の描く太閤記。
上下2巻の大作。
この上巻では、秀吉が蜂須賀小六の手下だった15歳頃から、織田信長の死までを描いています。
明智光秀が信長を殺害したのは、秀吉の策略とする説を取っており、小説でこの説を採用するのは珍しいと思います。
しかしながら、非常にうまく設定され、これこそ真実に最も近いのでは?と思わせ、読む物をうまく引きつけてくれます。
これから下巻を読むのですが、この後の展開が非常に楽しみでなりません。

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