2003年11月2日日曜日

【BMW雑記帳】チューニングの妙技

今月はBMW関係の記事が見当たらないと、先週のコラムで書いた直後に、いくつかの雑誌でBMWネタが掲載されているのを見つけてしまいました。勤務先近くの書店では、車関係の雑誌の種類が少なくて、メジャーなのを一通り網羅するにも、数カ所の書店を巡り歩かなきゃならないのですよね。
WIZZEMAN(ってこんなスペルだったかな?)で、E46 3シリーズの特集をしています。CGの表紙が新5シリーズで、ロードインプレッションが掲載されています。Motor Magazineが「特集:BMWの真価を問う」と題して、カラーページ50ページ以上を費やす、大特集を組んでいます。

で、今週のタイトルについてなのですが、今月のオート・ジャンブルの特集で、AUDIが新たに採用したDSGについてのものがあります。DSGというのは、以前ポルシェがPDKという名称でレースカーに採用していた、ギヤチェンジの時の駆動力の切れる時間をなくすという仕組みです。
PDKが最初に登場してから、市販車に応用されるまで約20年という年月が必要でした。一番の問題は、レースのような限定された環境ではうまく働く予測制御が、一般の多種多様な走行環境にはなかなか適応できないことだそうです。
この特集の中で「チューニングするドライバーと、それを理解する技術者がいないとここまでうまく作れない」という言葉があります。欧州車がいいと言われ国産車が未だに駄目と言われる原因として、このドライバーと技術者のお互いの理解がなされているかどうか、が上げられています。個人的にも、国産車というのはカタログに書きやすい技術−ハード的な物を重視するのに対して、欧州車はカタログには書かれない技術−ソフト的なものを重視しているような気がします。
まあ一番の問題は、欧州の一般ユーザーや技術者は車の運転がうまい人が多いけど、日本には運転のうまい一般ユーザーや技術者がほとんどいない、ということでしょうね。

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