2004年1月27日火曜日

自由曲面プリズム方式の携帯カメラ用レンズ

オリンパスが自由曲面を持ったプリズム2個で、通常のレンズユニット3〜5枚分の性能を持った、携帯カメラ用のレンズを開発したそうです。
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2004a/nr040126fsluj.cfm


う〜ん確かに図面上では性能出るんでしょうけど、
1.自由曲面の加工と加工精度はどうするのか?
2.光軸合わせはどうするのか?
の2点が気になってしかたがないです。
1についてですが、この「回転対称でない自由な曲面」ということなので、鏡面加工した金属型にプレスするモジュール方式で製造するのだと思うんですが、それをプリズムの3〜4面に施すのってどうやるんでしょう?
これって非球面レンズを作るときと同じ加工法や加工精度が必要になると思うんですが、全ての屈折面を非球面にしたレンズを作るようなものだから、加工費用がとんでもなく高そうなんですが。
2.についても、球面の場合は、レンズの裏表を球面にすれば、必ず裏表の球面の中心線が一致するポイントが存在するのですが、自由曲面だとそれは望めないわけで、加工する時点できっちりと芯だしをしないとメロメロになってしまいます。この小さいプリズムで、その精度が本当に出せるんでしょうか?
う〜ん、何か画期的な加工方法が発案されたんでしょうか?
もしそうなら、これからのオリンパスの作るレンズは、全屈折面が非球面のレンズが登場するかも知れません。

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