2004年4月8日木曜日

逆説の日本史 11 戦国乱世編

小学館 刊 井沢 元彦 著
今巻は織田信長亡き後の、豊臣秀吉の足跡を辿っています。
信長編でもそうでしたが、この頃に日本人の意識は大きく変わっていく様が、書かれています。
信長殺害の黒幕は朝廷だとか秀吉だとか、色々と説はありますが、井沢氏は状況から明智光秀の発作的な単独犯行という説です。犯行後の光秀の行動から考えれば、確かに納得のいく説です。
秀吉の唐入りに関しても、かなり多くのページを割いて、解説されています。半島に対する日本人の感覚についても、かなり力を入れて書かれています。この辺りの話は、日本人みんなに一読して貰いたくなるような話が続きます。
半島に対する日本人の感情も、その逆も、異常なものがありますが、その根っこはこの時代から延々と続いているものなのでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿