新潮社文庫刊 ビル・ネイピア著 藤田 佳澄 訳
ううむ、今の日本は欧米からはこういう風に見られていたのか。
主人公を狙う黒幕は日本の経済ヤクザで、それを掴む過程でバブル以降の日本経済の裏事情(というか欧米人にしてみたら表事情なんでしょうけど)がつらつらと書かれています。
ネイビアという作家は、かなりこういうディテールに凝る傾向があるようで、日本に来た主人公の動向もかなり詳細に描かれています。とはいえ、いくつか間違いがあったのを翻訳時点で修正したとの訳者後書きがありますけどね。
それと韓国人の殺し屋が登場するのですが、韓国人というのは欧米人からこういう風に見られているのでしょうかね?
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