2004年6月19日土曜日

STAR TRECK IV - 故郷への長い道

発売元:パラマウントホームエンタテインメントジャパン
スタートレック・シリーズの中でも、カーク艦長がエンタープライズ号に乗らずに活躍するという、ある意味掟破りな舞台設定で描かれています。
で、中心となるテーマは鯨です。本編が製作された1986年というと、アメリカが中心となって、盛んに日本に対して捕鯨を全面的に中止するように求めていた頃ですね。
捕鯨の是非とかについては今回は論じませんが、宇宙人が地球の知的生命体が鯨であると認識していたという設定は、非常に興味深いです。「鯨は人類より1000万年以上古い歴史を持っているから」と、Mr.スポックが説明する場面で、そのことが納得させられます。
まあ古い知的生命体というのなら、恐竜が宇宙人とコンタクトしていた、というのでもいいと思いますが。

この回で有名なのが、水槽に使用するガラスを調達するために、Dr.マッコイと共にガラス工場に行ったスコット機関長が、透明アルミニウムの構造式を説明するためにコンピュータを借りる場面ですね。マック(たぶんMacintosh SE)に向かって「Computer!」と呼びかけて反応がなく、Dr.マッコイがこれじゃないかとマウスを指し、スコットがマウスをマイクのように手に持って「Hello, computer.」と呼びかける場面。
この場面は、我々の普段の雑談の中でもジョークのネタに使われているくらい有名な場面ですが、ちょうどパーソナルなコンピュータ登場し、その操作に手こずっていた人々には、呼びかければ答えてくれるコンピュータというのは理想だった(そして今でも)から、特に人々の印象に残っているのではないでしょうか?


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