PHP文庫刊 関 祐二 著
天武天皇の正体についての歴史研究書です。
天智・天武の両天皇は兄弟とされながら、日本書紀の記述からすると色々とおかしな点があります。
今日では天皇家は万世一系とされていますが、その中で何回か血統が替わっているのではないかという説もあり、天智と天武が兄弟というのは、実は別の血統の王位争いだったのを隠すために捏造された話だという説もあります。
本書では、日本書紀は藤原氏を正当化するために造られたという見解から、天武天皇の正体を暴きます。
私的には、今まで読んだ中で一番妥当ではないかと思える結論と説明でした。
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