AGFAのフィルムは色が中庸で落ち着いた雰囲気なのですが、地味というわけではなく、しっかりと出さなければならない色は出るので、好きなのです。
CT Precisaは発売以来、タングステン光とストロボ光のミックス光源を使う室内撮影での、私の標準フィルムになっています。ただちょっと粒子の粗いのが玉に傷。
そのAGFAのプロ用リバーサルRSX IIは、IIになってから中判で1回使っただけで、35mmでは使ってないなぁと思い、100と50を使ってみました。
かなり昔にRSXは使ったことがあったのですが、それから比べると非常によくなっています。粒子はFUJIに比べるとちょっと目立ちますが、ルーペで覗いた瞬間、そのトーンの滑らかさにギョッとしたくらい非常に滑らかなトーンで、女性の肌が非常に美しく描写されています。CT Precisaに比べると値段は高いですが、他のプロ用フィルムと比べると変わらないので、これからはこれをメインで使うことになりそうです。
中判の方は、ここのところEPRの出番が増えています。以前は、EPPを基準フィルムに使用していたのですが、最近のEPRの実効感度が80で安定していて、感度的にEPPに比べて変わらなくなってきたので、EPRを使うようになってきました。EPPに比べて、EPRはトーンが圧倒的に滑らかなのです。中判であれば粒子の荒さは大した問題になりませんから、EPRのトーンの豊かさと色再現性の忠実さは、非常に好ましいのです。
その粒子も、最近は粒状感が減ってきているので、その内35mmでも試してみたいと思います。
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