2004年11月14日日曜日

万物理論

創元SF文庫 グレッグ・イーガン著 山岸 真 訳
立て続けにイーガンを読みました。短編集に続けて、長編。しかもイーガンの作品中、最長の物語。タダでさえ読んでいて頭の痛くなるイーガンで、これだけの長編となると、読むのに疲れましたが、面白いから読むのは止められない。
量子力学の世界では、観測されるまで位置が決まらない、という不可思議な法則があるのですが、本作のテーマは、我々の存在するこの宇宙も観測されて初めて存在し得る、というこれまた難解な理論がテーマです。
私はとてもその考え方に付いてはいけないので、どういう理論か知りたい方は、是非本作を読んで下さい。
タイトルになっている万物理論は、アインシュタインもなし得なかった統一理論を更に超ひも理論を含めて、統一してしまうための理論のことです。こっちはあまり詳しく語られてないのですけどね。


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