2004年12月10日金曜日

義経の正体

KKベストセラーズ・ワニ文庫刊 佐治 芳彦 著
来年の大河ドラマが「源義経」ということで、義経に関する書籍が大量に発刊されていますね。本書もそれに乗って発刊された1冊です。
「義経の正体」とありますけど、中身は「清和源氏の正体」と言った方がよさそうな内容です。
清和源氏の祖は、清和天皇の孫である経基なのですが、その息子であり武家源氏の祖ともいえる満仲は、経基の実子ではなく入り婿で、サンカなのではないかというのが、本書の骨子です。
また義経の母である雑司女だった常磐御前や、妻である白拍子の静御前は、共にサンカの女性だったのではないかということも書かれており、義経を中心とする清和源氏とサンカの関わりを推測しています。


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