2005年6月2日木曜日

逆説のアジア史紀行 / 逆説の日本史 12近世暁光編

小学館刊 井沢 元彦 著
小説家が書いた本だからか、歴史のコーナーではなく、歴史小説のコーナーに、両刊とも置かれていました。なんかなぁ。
「逆説のアジア史紀行」は、要は中国政府と韓国政府が日本について嘘ばかりついているかを証明した本です。
中国の人達は、政府のことなど全く信用していなくて、官発行の人民日報の書いてあることなど誰も信用しないそうなのですが、こと日本に対することとなると政府のいうことを信用するようです(苦笑)大体、中国政府が大々的な記念館まで作って騒ぎ立てるということは、そもそもそれが嘘だからですよ。本当のことだったら、あんなに巨費を投じて記念館を作って大々的に宣伝する必要など何もありません。
まあそういうのは、中国政府だけではなく日本政府もやってるんですけどね。長良川の問題など、政府が豪勢な建物を建てて、いかに必要であるかということを説明している。矢作俊彦氏が、これについて「政府の役人がここまで丁重に自分達の正当性を説明するのは、それが嘘だという何よりの証拠だ」と看破していたことがありますが、役人というのは世界中どこでも同じなんでしょうね。


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