2005年6月23日木曜日

黄金の血脈 天の巻・地の巻・人の巻

詳伝社文庫刊 半村 良 著
「半村」と書いて「なかむら」と読む、という嘘を教えてくれた高校の友達がいたのですが、今頃彼はどうしているのだろうか。
しかしこれを「はんむら」と読ませるってのもちょっとねぇ。音読みと訓読みが混ざった名字というのは、どうも違和感があります。

それはさておき、高校〜大学時代にはかなり半村氏の作品を読みましたが、大学卒業後はほとんど読んだ記憶がありません。ちょうどその頃から、作品の発表が途端に少なくなっているんですよね。それが10年ほど前から、再度精力的に執筆を再開されたと思ったら、訃報が...(合掌)
ということで、久方ぶりに読む半村作品は、昔の作品とは全く印象が違っていました。私が歳をとったせいなのか、半村氏の作風が変わったからなのか。SF作品ではなく、純粋な歴史小説だから、そう感じたのか。
いずれにしても、3巻を一気に読んでしまいました。一気に読んだってことは、それだけ面白かったということで、物語の終わりを迎えるのが、ちょっと寂しかったです。


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