2005年10月29日土曜日

ブラッド・ミュージック

ハヤカワSF文庫刊 グレッグ・ベア著 小川 隆 訳
「パラサイト・イブ」の原型ともいうべきでしょうか。イブの方は自然発生のミトコンドリアが進化して、でしたけど、本作では人為的にDNAを操作してバイオ・コンピュータを作ろうとしたら、細胞が知能を持ち始めて...ですが。
細胞のクラスタが知能を持つというようなアイデアは割とあって、蟻の群体が高度な知能を持っているとかというSFもありましたし。
でもひっきりなしに細胞が入れ替わる状態で、一定の意識というものを継続することが可能なんでしょうか?地球上に誕生した生命が、1個の細胞だけでいることよりも多数で群体を作り、その群体を固定することで進化してきたわけですし。


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