ハヤカワSF文庫刊 アレステア・レナルズ著 中原 尚哉 訳
1000頁を超える大作です。普通なら上中下の全三巻くらいになるのを1冊にまとめてくれたので、コストパフォーマンスはよいのですが、通勤電車で読むには重くて分厚くて大変でした。
普通、欧米の作家がこの手のストーリを書くときは、大抵キリスト教の思想というか聖書の奇蹟の真実はとかという流れになることが多いのですが、そういう方向には一切進まず、なおかつ5〜600年後の宇宙へ進出した人類は宗教色が一切なくなっているというのは、非常に珍しいと思います。
そういう意味でも読んでいて日本人が書いたSFみたいな感じを受けてしまいました。巻頭にある登場人物紹介のイラストのせいもあるかも知れませんが...アニメにぴったりの小説です。
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