2005年11月10日木曜日

鷲の驕り

詳伝社文庫刊 服部 真澄 著
「龍の契り」は間違いなく読んでいるのですが、本書を読んだかどうか記憶が定かではなく、買ってみたら...やっぱり読んでました(苦笑)
10年ほど前に読んだ切りなので、ストーリーはほとんど忘れていましたけど、大まかな内容はまだ憶えてましたよ。
特許制度そのものは、非常に素晴らしいと思うのですが、「ディール・メイカー」の著作権と共に、最近ではとてもそんなものに権利を与えるのか?という例が少なくありません。
実際、特許とされるもので、100年くらいまえの技術を再発見して新たな特許に仕立て挙げる例などが、非常に多く見られます。
著作権も、報道記事や学術論文は「単に事実を記載したもの」なので、著作権は認められていなかったはずなのですが、いつのまにやら著作物として権利が声高に叫ばれるようになっています。
法の拡大解釈というやつなのでしょうけど、法律は人が作ったものですから、あちらこちらに穴があり、その穴を利用して私腹を懲らすやつらが後を絶ちません。
本書で警告された特許戦争は、益々活発化するばかり。


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