2005年11月3日木曜日

Eye One Design

写真のレタッチやプリントをするに当たって、色管理は重要です。
昔からその色管理(Color Management System / CMS)がキチンとしているので、印刷関係やデザイン関係ではMacが使われるのですね。
私も昔からその点が気になっていて、写真レタッチ&プリント用にMacが欲しいと思いつつも、仕事関係でWindowsとUnixを使っていることから、どうしてもMacに手が出せませんでした。
Mac miniが発売されて、今度こそ買おうと思ったら、そのすぐ後に来年2006年からはCPUをIntelに切り替えるという発表があり、そうなると今買っても来年以降ソフトをまた買いなおさなければならなくなるので、MacがIntel CPUに移行するまで待つことに。
しかし、CMSはすぐにでも欲しいと思っていたところ、CMSでは標準的なEye-Oneが大幅値下げされました。この値段なら買ってもいいかなと思って、モニタとプリンタの色校正ができるEye-One Designを購入しました。


モニターの設定をsRGBにしてキャリブレーションした結果は、下の画像の通りです。
この後にプリンタのキャリブレーションをして色々と試していたのですが、2日間いくらやっても色が暖色系かつ黄色被りが取れず悩みまくって判ったのは、環境光の問題でした。
今の部屋の照明は増築の時に設置して以来25年ほど換えていません。みれば本来乳白色のはずのカバーが黄色く変色しています。環境光を測定してみたら、やはり色温度が5000度にも満たず、色も偏っています。これでは色がおかしくなるわけで、カバーを外して環境光測定をしたところ、まあまあの色温度と色バランスになりました。
環境光の色温度が5500〜5400度なので、それに合わせて再度モニターをキャリブレーションして、やっとモニターの表示と印刷結果とがほぼ一致するようになりました。
やはりキャリブレーションは大事ですね。
ちなみにRGBのラインが一致していないのは、本来sRGBでは色温度6500度なのを、5500度に合わせるようにしているためです。キャリブレーションを6500度にすると、RGBのラインはビシッと一致しますので、モニター自体は全くの正常です。
本来なら時間を掛けて、色温度やコントラストなどを合わせ込んでいくべきなのでしょうけど、しばらくはその暇がないので手抜き(苦笑)

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