2005年11月26日土曜日

ヒストリエ Vol.3

講談社刊 岩明 均 著
Vol.2からかなり間が空きましたが、やっと続きが読めた。ひょっとしてこのまま終わってしまったのか?と心配になったくらいですが、まだまだ続くようです。
本巻で主人公のエウメネスが助けられて住み着く村は、村人全員がgive and takeの形で協力し合い、貧富の差というか富を誰かが独占するという概念が排除された村として描かれています。
言ってみれば共産主義の世界なのですが、今の時代の共産主義が実は独裁政権で、一部の支配層が富を独占しているのとは大違いですね。
もちろん、物語の時代でも、この村以外は、一部が富と権力を独占していたのですけどね。




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