ハヤカワNV文庫 トマス・グレニーアス著 嶋田 洋一 訳
本書はamzon.comのeBookでベストセラーになった後、ペイパーバック(つまり紙の本ですね)で刊行され、またまたベストセラーになったそうです。
登場人物同士の会話からすると、この前にもう1〜2冊発刊されていて、その続きなのかなと思ったりもしましたが、これがグレニーアス氏の処女作だそうです。
グラハム・ハンコック氏のアトランティス大陸=南極大陸説に基づいたストーリーで、南米のナスカの地上絵や各地に点在する1万年以上前の高度文明はどこからきたかという謎も、沈没したアトランティスの生き残りが築いたという説も、継承しています。
しかし...2万年前に氷漬けになった装置が(いくら未知の合金製とはいえ)正常に動くかなあ?
ちなみに私は1万年以上前に、現在の物質文明以上に高度な文明があったという説は信じていますが、それが遠くの宇宙から来た宇宙人によってもたらされたという説には、あまり賛成できません。キリストの時代からたった2千年でここまで来たんです。後千年あれば、それら以上の文明を築くことが可能だと思っています。でもだからこそ、1万5千年前に始まった文明が、その5千年後(つまり今から1万年前)に今以上の高度な文明を築くのはわけないはずです。
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