マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が製作と脚本を手掛けた、第3次世界大戦後のイギリスを舞台とした近未来SFアクション映画です。
でも全然未来っぽくなくて、一緒に観に行った女性は過去に実際にあった事件を元にしてると思ってたそうです。いやでも未来なのに未来的なものは全然出てこないんですよ。現代が舞台か?としか思えない舞台作りになってます。
警察の車なんか普通のローバーで、ストーリ抜きで登場する町並みとかだけみたらまるっきり現代です。第3次世界大戦で街が破壊され、復興してやっと現代と同じレベルに回復したのかもしれませんが。
ハーケンクロイツを掲げた独裁者などはヒトラーのパロディみたいですし、第3次世界大戦を第1次に、イギリスをドイツに置き換えると、まんざらフィクションでもないような気がします。
主役の仮面の男をマトリックスのスミスことヒューゴ・ウィービングが演じているのですが、観ている時は全く気付かず、これを書くためにデータを読んで知りましたが、知った後でも「ええ??」という感じですね。台詞回しや声の感じが、エージェント・スミスとは全く違いますから。同じに感じさせないところが、一流の俳優というところなのでしょうね。
ちなみにイギリスが舞台なのに、登場人物の大半がフランス訛りっぽいアクセントで話していたのが気になりました。英語に聞こえなくて、字幕と台詞の英語がなかなか一致しなくてねぇ。字幕って原語で言っていることを結構端折って訳すので、できる限り英語を聞いて理解するように努めているんですが、アクセントがちょっと違うだけでかなり言葉の印象が変わるもんですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿