2006年6月29日木曜日

吉宗影御用 / 磐 紀一郎



所謂公儀隠密お庭番というのは、8代将軍吉宗公が紀伊藩主時代から行っていた制度で、将軍になったときに紀伊から連れてきて、将軍家直轄になったわけです。
それ以前には、服部半蔵率いる伊賀忍軍と柳生家率いる柳生忍軍が、隠密行動をしていたはずなのですが、吉宗公に至るまでに廃れてしまったようです。
本書の「影御用」は、自らが創設した隠密をも凌ぐ、もう一つの隠密の話です。どういう隠密かを書くと、読む時にネタバレで面白くなるので書けませんが、ちょっと現実味がなくてう〜〜〜んという感じです。

単行本で続きが出ているので、その内文庫でも2が出るでしょうね。


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