現在のキリスト教ほ総本山から、裏切り者の烙印を押されたユダの視点から書かれた福音書です。
破損の著しい写本から復元されたものの翻訳なわけですが、新約聖書で描かれているイエスとユダの姿とは、全く異なる姿が書かれています。
まあバチカンを中心とするキリスト教は、ローマ帝国がいくら弾圧しても減らない教徒に根を上げて、自分達が支配しやすいような司教を立てたわけで、経緯から考えてもイエスの本来の教えが伝わっているはずありませんわな。
仏教でいう法燈に当たるものを、イエスの12人の使徒が受け継いでるような場面が新約聖書には見あたらず、結局イエスの本来の教えはイエス1代限りで絶えたと思っていたのですが、実はユダが継いでいたようですね。
残った11人(後にユダの代わりが選出されているので12人というべきか?)の使徒は、本当の教えが自分達には伝えられなかったことを妬んで、ユダヤマグダラのマリアを貶めるような噂を流したんでしょうな。
とはいえ、このユダの福音書が真実を伝えているという保証もありませんけどね。
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