「読者諸兄に警告する。乗り遅れるな!本書は最高速で突っ走る21世紀型最新鋭スペース・オペラなのだ。」という帯の謳う文句に騙されて(?)買いました。
確かに最高速で突っ走った文章です。時代背景の説明は一切なしで、物語が勝手にドンドン走っていってくれますから。そのせいで中くらいまでは、事情が全く把握できず読み辛いことこの上なしです。
作者のこれまでの作品で、本書の前の物語があるのかと後書きにある作品一覧を確認してみたのですが、それらしいのはなし。そもそも単行本として日本訳が出るのは本書が初めてっぽいし。(短編はSFマガジンに掲載されているそうですが)
後半辺りから、背景設定が判ってきて読みやすくはなったのですが....一体この物語のテーマは何だったのだろうか?
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