2006年10月12日木曜日

女信長 / 佐藤 賢一



織田信長が男ではなく半男半女のふたなりだという説の信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌスという小説がありますが、本作では信長が実は女性であったという説で、信長の半生を描いています。
確かに信長公記など当時の記録に書かれている織田信長という人は、妙に女臭いのですよね。男装の麗人だったとしても不思議ではない記録がいくつか残っています。有名な肖像画にしてもガッチリとした男らしいものではなく、線の細い華奢な感じがします。
ただ正真正銘の女性としても解せない点も多いので、先の両性具有説が本当なのかなと思ってはいるのですが...でもこの小説を読むと女性だったとしても不思議ではないなと納得されられてしまいます。



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