2006年11月19日日曜日

【BMW雑記帳】社長交代



復活したモーターファン、イラストレーテッドの2号が無事発刊されています。ちょっと安心。

元BMWの社長で現VW社長のピシェツリーダーが、突然解任されたそうですね。今年5月に役員会で任期延長が決まっていたそうですが、会長であるピエヒ氏の鶴の一声で頸だそうで。なんのための役員会なんだか。
ピシェツリーダー氏は、BMWでもRover買収による業績不振(というかBMW本体は好調にも関わらずRoverの大赤字で利益を食われていた)責任を取らされて辞任しています。
経営者としての能力は買われていたようですが、業績向上には結び付かず、結果を出せなかったのでしょうか?

BMWの社長も、確か先月だったか先々月だったかに交代してたと思います。何でもBMWでの役員の定年は60歳で、次の任期中に60歳を迎えることになり、任期途中で社長交代になるのは望ましくないからというのが、続投しなかった理由だとか。
老害と言われるように、歳を取って新しいことに付いていけなくなり、古い慣習ばかり持ち出して、社員の士気を低下させ経営を危うくさせるのは論外です。が、単に高齢だからといって、必ずしも能力が落ちるわけでもないので、果たしてこの交代が吉とでるのか凶とでるか。大体にして「もう歳だから」とあっさりと後進に委ねる人は、まだまだ時代の先を読む力を失っておらず、逆に「まだまだ若いやつには」といつまでも引退しようとしない人程、頭の中はすっかり古くなっているものなのですよね。

とはいえ、最近の日本では歳は若くても、時代に取り残されて古くさい考え方をする人が多いような気がします。
自分で実際に試さずに、聞きかじりの知識だけを頼りにする人が多いせいでしょうか。
古い都市伝説が今でも蔓延ってるのは、意味も理解しないままに、それを鵜呑みにするからでしょうね。
例えば、エンジンを停める時、アクセルを煽って回転数を上げると同時にキーをひねってエンジンを停止する人が、未だに多いのですよね。
これは昔々、まだキャブレターだった頃は、キャブに溜まったガソリンを吹き飛ばしておかないと、次にエンジンを掛ける時にキャブがガソリンで溢れてしまうからです。
今はインジェクションですから、そんなことをする必要は全くありません。逆にまだエンジンが勢いよく回転している時に、油圧が下がってクランクメタルが擦れて減り、焼き付けの原因になる可能性が高いです。
ということを書いても、キャブ時代の習慣を理由も知らずに信じ込んでいる人達は「嘘だ!」と言って信じないでしょうけどね。逆に嘘だと思うなら、何故アクセルを吹かす必要があるのか、きちんと論理的かつ理論的に説明して欲しいですが(苦笑)まあ結局は都市伝説は亡くならずにいつまでも蔓延ると。


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