2007年1月22日月曜日
ギランズ・イン / イアン・ギラン
Hard Rock Vocalは、Deep PurpleのIn RockでのIan Gillanのシャウティング・ヴォイスによって始まったといっても過言ではないと思います。個人的にはIan Gillanのヴォーカルはそれ程好きという訳ではないのですが、Hard Rock/Heavy Metalが今の形になったのは、Ian Gillanのヴォーカル・スタイルがあったからと思っています。'60年代後半から登場した目一杯歪ませた重々しいギター・サウンドに、ぴったりと合うヴォーカルというのがそれまでにはなく、Hard RockがHard Rockとしての形を確立できたのはIan Gillanがいたからです。
そのIan Gillanが、プロ生活40周年を記念して企画されたセルフカバー・アルバムです。Ian Gillanが参加した数々のバンドの名曲がずらりと並んでいます。
ゲスト・ミュージシャンも豪華で、Tony Iommiが参加しているので、買ってしまいました(笑)
でもCDよりもDVDの映像の方が面白いです。Tony IommiとUli Rorthの映像がない(らしい)のは残念ですが、Joe Satorianiのソロ・レコーディング風景は、ギター・キッズ必見でしょう。プロデューサが「ギター小僧にはコピーできんぜ!」と叫んでいるシーンがありますので、腕に覚えのあるキッズは挑戦してみてください。
Ian PaiceがSmoke on the waterのドラム・パートをレコーディングしているシーンがあるのですが、中学生の頃からあの冒頭部分のハイハットとタムのコンビネーション(ハイハットを両手で叩いているはずなのに、それが途切れずにかつタムを叩いている)は一体どうやっているのか不思議だったのですが、これを観て謎が解けました。やっぱりIan Paiceは超絶テクニック・ドラマーでしたよ。(タムを叩きに行く時だけ片手を倍速にして、音が途切れないようにしてました)
その他にもDVDには面白い企画サウンドトラックが満載です。
Ian Gillanは、Deep Purple再結成の頃、ハイトーンが出なくなってオクターバ使用しているという話を聞いていましたが、今ではすっかり回復しているようで、第2期Deep Purpleの頃と変わらないハイトーン・スクリーミングを披露してくれています。
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