2007年2月18日日曜日

NEC MultiSync LCD2690WUXi BK



昨年韓国サムスンからバックライトにLEDを使用してAdobeRGBをほぼ再現できる20.1inch カラーマネージメント液晶モニター XL20が発表されました。価格も15万円前後と、これまでのAdobeAGB対応モニターが80〜100万円していたことから考えると、とてつもない価格破壊なわけです。
AdobeAGBが再現できるモニターというのは、PCを使用してDTPやデザインをしている人達にはもちろんのこと、写真家にとっても夢のモニターだったのです。それが現実的な値段で発表されたのですから、私も早速予約を入れましたよ。
が、発表は早かったのですが、製品化に難航しているようで発売延期が続いています。そうこうしている内に、三菱が液晶モニタ RDT261WH(BK)を発表しました。若干色再現領域は狭いものの、サムソンが1600x1200なのに対して、こちらは1920x1600とHD-TVフルサイズをそのまま表示できる画面が魅力です。値段もほぼ同じなので、こちらに乗り換えようとサムソンの予約を取り消し、三菱の予約開始を待つことにしました。
が、更にNECも三菱同様のスペックで、ハードウェア・キャリブレーション付きのを発表してきました。値段が結構高くなるので悩みましたが、ハードウェア・キャリブレーション付きの魅力には勝てず、また輝度設定やらなんやらでより高性能化しているという噂もあり、結局1月にこいつにすることにして予約を入れました。
発売直前だったため発売直後には届かず、結局届いたのが一昨日でした。まあ一時期は3月半ば以降という話もあったから、それを考えればよかったのでしょうね。
で、本日前のモニターをどかして設定をしていたのですが、これまで使用していたNvidia FX5200 128MBのグラフィックカードでは、1920x1200が対応していないことが判明。慌てて最新のカードを買いに走りました。

それにハードウェア・キャリブレーションのソフトSpectraNavi でキャリブレーションするためには、グラフィックカードがDDC/CIという規格に対応していないと駄目だそうで。NECの対応カード一覧を見たけど、どうもよく判らない。最新のカードであれば、ほぼ対応しているということなのですが、NECのサイトには古いのしか書いていません。まあ古いのが問題になるからなのかも知れませんが。
結局ヨドバシで玄人志向のNvidia 7600GS/512MB(128bit)/AGP 8xのカードを買ってきました。これにした理由は、AGPで512MB搭載がこれしかなかったからです。たぶん256MBでも1920x1600には対応可能なのでしょうけど。
帰宅して早速カードを入れ換え、無事に1920x1200 32bitカラーで表示ができました。そしてSpectraNaviをインストールしていると、対応モニターが検出できないというエラーが!パッケージ版は2690WUXiは未対応で、サイトから最新版をダウンロードしてこなければならないのでした。
ダウンロードしてインストールすると、今度はグラフィックカードもモニターも無事に認識され、インストール完了。
ユーザーガイドというPDFを開けたけどキャリブレーションの仕方が書いてない!まあキャリブートのボタンがあったので、それをクリックすればいいのですが。まあそれやこれやで何とか、i1センサーを使用してキャリブレーションも完了(実は気に入った設定を探すために10回くらいキャリブレーションし直していました)。
やっぱ綺麗ですよ。
ただ、今のところ、以前印刷したものとその元ファイルをPhotoshopCS2で表示させた時の色とか表示が、まだまだ合ってないようです。まあこれまで使っていたsRGBモニターに比べれば、近いのは近いんですが。これから色々と試して詰めて行かなきゃならないです。

キャリブレートの設定は、色温度5500K、ガンマ2.2、輝度80Cdにしました。
このグラフ見ても判るとおり、ほぼAdobeRGBを再現できます。

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