2007年4月2日月曜日

コンフェッションズ・ツアー / マドンナ



CDだけだとマドンナは買う気はしないのですが、DVDがメインのアルバム(ライブをフルに記録したDVDとその中から選曲したCDのセット)だったので、買ってみました。
前にも書いた気がしますが、MTVによって音楽が聴くものから観るものへと変化したのですが、その変化をうまく捕らえたのがマドンナで、また映像重視の音楽というもので成功したのも、マドンナくらいではないかという気がします。
マドンナがMTVに登場した頃の再結成Deep PurpleのMTV映像は、メンバーがMTV用のプロモ制作を断ってプロデューサが頭を抱えるという自虐的なギャグ的映像で、「音楽は聴くもので観るものじゃない」という旧世代の主張とは完全に対立していますね。
逆に、マドンナの曲はダンスとかの映像がないと成立しないというかつまらない曲ともいえるのですが。(とはいえ全部がそうとも言えず、中には純粋に楽曲として素晴らしいものもありますけどね)

このライブも、曲と歌を聴かせるというよりも、ショーアップされた歌とダンスの世界で、徹底的にファンを楽しませることを重視し、かつマドンナ自身の魅力を最大限に生かした演出は、凄いとしかいいようがありません。
もうマドンナもそろそろ50近いはずですが、鍛え抜かれた肉体は、2時間のステージで歌って踊っても息切れ一つせず(終わり近くで演出と思える疲れた様子を見せる場面はありますが)演じ切れるのは凄いですよね。



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