かれこれ25年程前にバイブルサイズのREFILEのTIME SYSTEMというのが流行りました。スケジュール管理を緻密にしかし簡便に行えるので、工場で製造をしていたときには重宝したのです。が、設計に移ってからは明日の予定も判らないその日次第な生活になってしまって、TIME SYSTEMが役に立たなくなってしまいました。
でもREFILEは日記帳&私的なスケジュール管理として便利なので、TIME SYSTEMと同じバイブルサイズのrenomaブランド薄型革バインダーをここ20年程愛用しておりました。中に入れるREFILEは週間単位のを適当に買って入れてます(笑)
流石に20年も使えばボロボロになるわけで、かなり前から新しいのを買いたいと思っていたのですが、最近は薄型のってないんですよね。renomaのはリング径11mmなのですが、今は薄型でも16mmで、普通は25mmです。ここ数年は、スケジュールは携帯で管理してそれをREFILEに写す、という使い方になっているので、あまり分厚くて重いのを持ち歩く気にはなれませんし。
で、今日、梅田のLOFTに行ったことがなかったので、ちょいとどんな所か覗きに行ってきました。昔々、横浜に住んでいたときには渋谷のLOFTへはよく行ってたのですけどね。
で、ステーショナリー・コーナーで薄いのがないかと物色していたら、表革に幻の革と謂われる「コードバン」を使用した16mmリングのREFILEバインダーが目に飛び込んできました。
それがASHFORDのアドバンだったのです。
ちょいと厚めだなぁと思いつつも、コードバンの滑らかな肌触りに落ちてしまい、買ってきました。
色はワインレッド。といっても派手な赤ではなく焦げ茶に近い落ち着いた色です。コードバンは経年変化で色が濃くなっていくそうなので、10年くらい経ったら焦げ茶になるのではないかと思われます。
コードバンなんて実物は初めて見る、と思ってましたが、この革の感触は昨年末に近鉄デパート京都店閉店セールで買った、ミッソーニの小銭入れにそっくりです。
処分ワゴンの山積みの中から、手触りがよかったというだけの理由で買った小銭入れですが、買ってからミッソーニのロゴが入っていることに気が付き、今また実はコードバンだったことが明らかになりました。やたらと手触りが滑らかで、毛穴が見あたらず、何の革かよく判らなくて、ひょっとしてとは思ってたのですが、まさか安売り均一処分価格セールのワゴンに、コードバンの製品が転がっているとは思いませんもの。
#添付の説明書きもなかったから、ひょっとすると店員さんは知らなかったの気付かなかったのか?
こうなると、もう革製品は全部コードバンにしたくなってしまいます。今使っている札入れはダンヒルの牛革で、牛革としては素晴らしい手触りなのです。でもコードバンの感触を知ってしまうと、これまで一級品だと思っていた物が二級品に感じてしまいます。上には上があるから、キリはないんですけどね。
ちなみにASHFORDのバインダーで、最初探していた11mmリングのもあったのですが、革がシープスキンで頼りなく、すぐに駄目にしてしまいそうなため、止めました。
コードバンのしっかりとした硬さと表面の滑らかな肌触りの方が、厚みよりも魅力的だったのです。
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